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●紅葉(3) 晩秋の日光へ  10.31           09.10.31悠遊人

 紅葉シリーズ第3回は、日光です。
 東京から2時間で行ける名所として、箱根と共に定番です。ただ戦場ヶ原や中禅寺湖付近は
 すでに遅いのですが枯れた紅葉も味のあるものです。

   華厳の滝               湖畔の土産屋                湖畔1

 少し寝過ごし、あわてて浅草に向う。
9:00発の特急はすでに満員で9:10快速に飛び乗る。2時間少々で東武日光駅。駅前からバスに乗り、
いろは坂を登り中禅寺温泉へ。ちょうど11:35の臨時便にgeton。
約1時間で終点。紅葉はすでに日光市内辺りまで降りてきており、ときおり見えるカエデの赤が眩しい。

まず華厳の滝に向う。そして遅めの昼食はすいとん入りのきのこ汁だ。
このあたりの紅葉を求め、湖畔を歩いていると、ちょうど湖を一周する遊覧船が出るというので乗る。
一周約1時間。男体山頂上はほとんど雲にかくれたまま。そういえば日光へは昨年は2度来ている。

しかし外国人が増えたものだ。バスや標識の案内も日米中韓4ケ国語はあたりまえ。フィリピン
からの若い女性グループやもちろん欧米組も多い。

バスセンターから15:00のバスで神橋へ戻る。ただここの紅葉はイマイチのよう。
そして日光といえば湯葉、コースで味わい、16:59再び快速で帰京。席は空いている。

交通費概算:東武線快速、現地バス代、遊覧船代で 合計約¥6,000

まとめ

 1.中禅寺湖畔の紅葉は、今年は10月の半ば(16-18日頃)が見ごろだったよう。
  10/31現在は日光市内に降りてきている。
 2.東武日光線は、快速でも特急とそれほど所要時間が変わらない。往復\2,640と安い。
  乗るときは前部に乗り、早めにバス乗場に向うと座れる可能性が高い。
 3.外国人が多くなった。あと3年もすると日光や箱根は中国人やアジア人でいっぱいになる、と
  断言しておく。

以後の予定
  11月  紅葉ファイナル 奥久慈、箱根
  12月  未定
10年1月  バリ島、上海
  2月3-6日  北海道富良野スキー
 3月12-14日 白馬八方スキー (or北海道)

      湖畔2                   神橋                    大谷川


★烏鎮 へ (10/23-26)                   09.10.26悠遊人

 江南の水郷といえば、蘇州や周庄、朱家角、西糖を思いだすだろうか?
 今回はそのひとつ烏鎮を訪ねてみた。


 上海からバスで南西へ120Kmほど。体育場から直行バスがあり、約所要2時間ということなのだが、
TAXIの運転手の勧めで北駅のバスセンターから向かうことにした。がこれが間違いで直行バスが
なく、嘉興乗換えとなってしまった。渋滞と嘉興の乗り換えに1時間待たされ、結局4時間近くかかって
しまった。バス代40元+9元

烏鎮は西柵区と東柵区があるが、ここは西柵区を訪ねることにした。
着いてみれば思ったより相当広い。かつ水郷や町がきれいに整備されており、まるで広大な映画村の
ようだ。入場料は120元と高い。

夜はライトアップするというので、今日帰るのも惜しくなり、近くの宿を予約する。1泊120元
(約1,600円)という。荷物はおいたままの上海のホテルに、帰れない旨電話する。
そうと決まればさっそく料理屋で腹ごしらだ。嘉興で次のバスを待つ間、早めの昼飯を済ませたの
だが、歩けば腹は減るし、歩いたあとのビールはことさら旨い。旨いビールを飲むために歩く節も
ある。

    疲れて一休み            ビールが旨い             古い町と若い小姐

水郷と白い壁の家が並び、まるで中世にタイムトリップしたかのよう。ここ西柵区には民宿や
土産屋、レストランはあるが一般の人は住んでいない。東柵区はそれが混然としてるらしい。

ライトアップされた夜もなかなか趣があってよかった。江南の水郷のどれかを訪ねるなら
烏鎮がお薦めだ。ゆっくりするには5時間は欲しい。
帰りはやはり上海直行便は満員で、嘉興乗換えとなる。上海南駅まで3時間、バス代9元+29元

まとめ

 1.江南水郷は上海から所要1〜3時間にあり、それぞれ味があるが1ケ所なら烏鎮を薦めたい。
 2.上海からはほとんど体育場バスセンターから直行便が出ている。
 3.朝早く出発すれば夕には戻れる。(8時までには出たい)
 
 ※概算:AIR&ホテル6万、食事その他で2万、計8万ほど

 来月はさらに紅葉(3)と上海に向かう。

●紅葉散策(2)裏磐梯・天元台 (10/16-18)      09.10.18 悠遊人

 先週に続き、今回の紅葉は東北である。特に植生の関係で紅葉は東北が一番だと思っている。
東北にはもみじやナナカマドなど赤く色づく木々が多い。さらに一つの山にいろんな木々が生えて
いるため、その色づきや時期が微妙にちがい、さまざまなグラデーションを成す。
20代、30代、40代、50代とそれぞれの美しい各地の紅葉をしっかり目に焼き付けておきたいもの。
 
    裏磐梯/雄国沼              喜多方で            上杉鷹山

10/16(金)新幹線で新白川へ。そこから車で昨年開通した甲子トンネルを抜け、まず観音沼へ。
ときおり見える山の紅葉がこれからの期待を膨らませてくれる。天気はすこぶる快晴。
 ここから会津西街道を北に向かうのだが、縁辺には「塔のへつり」や「大内宿」、「会津若松」
などの有名観光地もある。これらは素通りし、喜多方手前から東に折れ、雄国沼に向かう。
猫魔山のカルデラ湖といわれるこの沼の水は裏磐梯桧原湖に流れていくのだが、車では喜多方から
登るのが一般的。
 喜多方のラーメンを食べ、蔵通りを散策し、今日泊まりの熱塩温泉へ。泉質は名前のごとく
ナトリウム、カルシウムが多く、ややしょっぱい。

10/17(土)今日の天気も晴れ曇りといったところ。
近くの熱塩駅舎を訪ねる。1985年まではここまでJRが通っていたのだ。ロックフィルの日中ダム
に寄り、トンネルを抜ければ山形県米沢市だ。街道でりんごや洋ナシを買い、上杉神社へ。
「天地人」の舞台はさすが観光客であふれている。上杉景勝やJ.Fケネデイが最も尊敬する日本人
政治家として知られる上杉鷹山の銅像に向かい、神社を参拝して早々に天元台に向かう。

 白布温泉を過ぎ、ロープウエイ乗り場からゴンドラで一挙天元台へ。さらにリフトを3本乗り
継いで西吾妻山2030mの9合目近くまで登る。横風が強い。紅葉はゴンドラ真下あたりが最も見ごろ
のよう。リフトの下りはエーデルワイスなどが繁るゲレンデを歩いて下る。第一ゴンドラ終点から
見渡す紅葉はみごと。今日の宿は運よく確保できた白布温泉で。有名なワラ葺きの「西屋」
さらに登ったところにある新高湯温泉の「あづまや」はもちろん予約でいっぱいであった。
 
      天元台(1)                  天元台(2)             天元台(3)

10/18(日)今日も快晴。ただうすもやがかかったようで空の青さがいまいち足りない。
白布温泉から西吾妻スカイバレーを抜け、一路裏磐梯桧原湖沿いを走り、中津川渓谷へ。いつもは
バスで素通りしていたものだが、今回は車を降り、橋から下を覗いてみるとやはりすばらしい紅葉が。

その後、五色沼を少し歩き、毘沙門沼から磐梯山を眺め、猪苗代から高速に乗る。

まとめ

 1.このあたりの紅葉はいま高度1、000mあたりが見ごろである。(10/17頃)
 2.紅葉は植生の豊かさから東北がいい。紅、黄、緑、空の青、雲の白の調和は実にすばらしい。
 3.これだけの美しい紅葉を鑑賞しないのはまことにもったいない。
 4.東北地方は加えて温泉に恵まれており、それらを巡るのも実に楽しいことである。  
 
       白布温泉                    中津川渓谷

※概算:宿泊2泊2.4万(熱塩/白布)、JR1.2万(新白川/那須塩原)、その他ロープウェイ等で計4万円也
 

●紅葉散策(1)立山・黒部そして白馬八方へ10/10-12)    09.10.13 悠遊人
 
  
     立山・室堂から            大観峰の桜?いいえ樹氷です           黒部平

 紅葉を求めて、まず今週は北アルプスに向かいます。
このコースは今までなかなかタイミングが合わず、来たいのにこれなかった憧れのコースです。
混雑だけが気がかりです。

10/10(土)、11日(日)
 東京駅発の夜行高速バスで富山に向かいます。45分遅れの00時発でしたが、到着は予定より
 10分早く富山駅前6:10到着。バスは超満員でした。天気はマアマアで早めの動きが必要。

 6:28発富山鉄道に乗換え、立山駅へ約1時間。着いてみるともう相当な人数が並んでいる。30分待ちで
 チケット購入。通常はケーブルを利用し乗換えながら室堂に向かうのだが、ここは室堂行きの直行バス
 を利用する。9:30発

 弥陀ヶ原を過ぎ、紅葉が見れるかなと期待したのだが、先先日の台風18号のおかげで室堂は雪で真っ白。
 となればあまり長時間いる必要もないので、みくりが池を一周し、そばを食い、早めに大観峰に抜ける。
 そこから先黒部平へのロープウエイが一番混むようである。バス乗り場でロープウェイの整理券を
 もらい、立山の下をトンネルで抜け、大観峰へ。

 12時には黒部平、そして13時発のケーブルで黒部湖へ。放水の先には虹がかかっていた。そして
 13時30分発のトロリーバスで扇沢へと一気に駆け抜けてしまった。
 あまりの人混みで気分的にゆっくりできないのだ。便利さのゆえに不快さが残るのは私だけか?

 扇沢からバスで信濃大町に下り、そこからJRで白馬へ。(15:07発−15:43着)
 駅前から今日の宿の迎えで、16時にはすでに宿に到着。
 他には4人の登山客が1組のみ。
 とてもいい風呂ととてもいい食事であった。
 しかし、昨日の夜行バスのせいで、今日はやたら眠かった。


   八方池と白馬三山            第三ケルン            黒菱の紅葉              うさぎ平

10月12日(月)
 起きれば今日は快晴である。宿におにぎりを用意してもらい、7:45出発。8時前のゴンドラに乗り、
 うさぎ平黒菱とリフトを乗り継ぎ、そこからゆっくりと身体を慣らしながら八方池まで1時間半を
 かけて登る。標高は2000mとちょっと。右手に雪を被った白馬三山を眺めながらの尾根歩きはキツイ
 ながらも気持ちいい。この気持ちよさを体験するから山は止められないのだ。
 それにしても年配者が多い。40代50代はあたりまえで60代もいっぱいいる。しかも女性が多いのに
 あらためて驚く。
 また山登りは皆一家言を持つ。
 「白馬は登るものではなくて遠くから眺めるものなのよねー」
 「ふーん」そういうものでっか。
 
 帰り道、八方山荘で冷えたビールを買い、宿で用意してもらったおにぎりで昼食。空には色とりどりの
 パラグライダーが数十体、気持ちよさそうに上昇気流に舞っている。

 紅葉は黒菱辺りまで降りてきている。青い空と白い雲、黄葉と緑のスキーゲレンデ。ゲレンデには牛が
 放牧され、草を食んでいる。相当気持ちよく滑れそうなゲレンデと見た。

 15:30のバスまでまだ時間があるので、きのこ汁を味わい、読みかけの本の残りを読破。白馬のバス
 センター前には足湯の設備があって、利用させてもらいました。(無料)
 西新宿行きの直行バスは途中数ヶ所で客を拾い、満員で中央高速を渋滞の中、1時間40分遅れで到着。

まとめ

 1.立山黒部アルペンルートは人気コースなので、春秋の連休は避けたい。そのとき行くならツアーに
  便乗したほうが楽だろうと思う。予約制ではないので乗り継ぎが大変なのだ。
 2.ただ山岳ルートは天気が一番良し悪しを左右するので、いい天気に行くには単独行となるのは止む
  をえない。1週間前にならないと天気は予想できないからだ。
 3.バスはなんと言っても料金が安い。それはAIRには空港設備が必要だし、JRは軌道や駅を整備しなけ
  ればならないからだ。道路はだまっていても国が整備してくれる。ただ休日は渋滞が避けられない。
 4.白馬村は山も紅葉も町の雰囲気も素晴らしい。町の中には木々がいっぱいでとても洗練されている。

概算 高速バス2回約1万円、立山・黒部アルペンルート約1万円、宿泊代約¥1万円、その他合計で約3.5万円也



★寧波 へ (8/28-31)                     09.09.02 悠遊人
   
        天童寺                     天童寺                  七塔寺 

  寧波とは、今で言う上海であった。遣隋使・遣唐使はみなこの港を目指したし、その頃上海は小さな
 漁村に過ぎなかった。天童寺はじめ多くの禅寺があり、曹洞宗を広めた道元や臨済宗の栄西もここ
 天童寺で修行している。

1日目 安いチケットが手に入ったので急遽寧波に行くことにする。足の軽いのは取り柄だ。
    NH921便18:10発で上海へ、ホテルは前回利用した4☆城市酒店
    入口でまた近くのクラブのEやMとバッタリ。お客さんをホテルまで送ってきたんだと。
    「ムウツン。今夜飲みに来てネー」と到着早々賑やかだこと。     (上海泊)

2日目 TAXIで上海南駅バスターミナルに行き、そこから9時発の高速バスに乗る。渋滞で所要約4時間。
    99元。車内ではずっとセクシーなダンスビデオを流している。途中、昨年完成の杭州湾大橋
    (海上橋としては世界最長36K)を渡り、寧波へ到着。思ったよりずっと大きく新しい町である。
    中信寧波国際大酒店は、街の中心を流れる余姚江と甬江の合流点に建つ非常に眺めのいいホテル
    (5☆)。
    部屋でひと休みした後、近くの広場の屋台でソーセージ、鶏肉を焼いてもらいビールで昼食。一番
    近い七塔寺に向かう。車で5分。ここは名前のごとく七体の仏像が祀られた禅寺である。
    寧波にはこういったお寺がそれこそ山のようにあるのだろう。ひとつひとつ尋ねていっても
    切りがないので、明日日本人にゆかりのある天童寺だけ参拝する事とし、街をぶらつき、
    河畔でしばし休憩。ときおり吹いてくる川風が涼しい。        (寧波泊)

3日目 ホテルに荷物を預け、9時にTAXIで一路天童寺に向かう。40分ほどかかり到着。150元とはだいぶ
   ボラれたような気がする。距離があって相場がわかるなら領収書なしで運ちゃんと交渉すればいい
   が、そうでないならメーターで料金は払うべし。これなら高くても納得できる。

   到着後、菜店で筍炒めと春巻きで朝飯を済ます。

   天童寺。ここは相当広い。韓国慶州の仏国寺を思い出した。耳を澄ますとさわやかな風に乗って
   古代の音が聞こえてくる。千数百年も前の修行僧の歩いている姿や座禅を組む姿が目に浮かぶ。
   講義が行われたであろう広間でしばし昔にタイムトリップ。

   3時間ほどをすごし、帰りは路線バスで。これがなんとたった3元。
   寧波に戻り、ピータン豆腐と野菜の煮物で昼食。今日はじめてのビールが旨い。
   ホテルで荷物を受け取り、上海行きバス乗り場へ。15:55発のバスは超満員。乗ってみるとこれが
   とにかく騒々しい。後ろの席では隣同士なのにデカい声。前の席では携帯で怒鳴りまくっている。
   上海南駅バスターミナルまで約3時間。そこからTAXIで再び城市酒店へ。

   夜、近くの避風塘で点心料理。旅行バッグの鍵を失くしたので南京鍵を探していたら、ここで
   いつもの両替屋Sとバッタリ。彼が鍵の店を探してくれた。ついでに円高なので両替を頼む。
   持ってる日本円はすべて中国元に。銀行より3%ほど率がいいのだ。10000円=722元

   部屋に戻るとTVでは日本の選挙速報を流している。予想通り自民党は惨敗だ。
   と同時に台風状況が流れてくる。なんと明日成田の到着予定17:10は台風の予想進路の真上ではないか。
   まあ、今回は一人旅。なるようになれ。               (上海泊)

4日目 少し早めにホテルを出て空港に向かう。着いてみるとチェックインはまったく通常通り。台風は、
   と聞けば、関空か名古屋に下りるかも知れません、とたいして意に介してない様子。キャリアに
   とっては自分の責任ではないわけで、どこに着こうがたいした問題じゃないのだ。

   でも機体は予定通り成田に着いてしまったからすごい。一体台風はどうなっちゃったの?
   上海を飛び立ってからほんの少しだけ東にそれたらしい。
   いまだ旅行の悪運は強し。

   今年の夏ももうすぐ終わる。
   今年はいくつかいい思い出ができたようだ。


●九寨溝と麗江の日蝕(7/17〜26)                    09.07.27 悠遊人

        五彩池                      珍珠滝                       五花海
   
  今回は人気の2ポイントを廻ります。下界は暑いですから、共に標高は2,400〜3,000m
 のところをトレッキングします。

 1日目 10:50MU272にて上海浦東空港へ、先月ほどの厳しい体温検査はなし。そのままMU5409に
    乗継ぎ成都へ。地方への待合室はさすがに田舎っぽくなるが、ときどきハッとするような
    美人に出くわす。
    上海から成都へは4時間かかる。成都空港からTAXI30分で市内ホテルへ。41元 (成都泊)

 2日目 7:40発MU便で九寨黄龍空港へ、出発は左側の小ターミナルなので注意すること。
    8:25に着いた空港は標高3500mという。半袖では肌寒い。そこから車を飛ばし、下って行くこと
    になる。1時間40分でホテルへ。
    さっそくチェックインを済まし、九寨溝へ向かう。入場料が巡回バス代込みで313元と相当
    高い。(1元は約14円)
    Y字型の渓谷を右側から攻める。バスで奥まで入り、よく整備された木道を歩くこと2.5時間。
    五花海珍珠滝がすばらしい。次にバスで左谷の最深部まで入り長海五彩池を見て
    こちらはバスで戻る。今日の行程は約4時間。

    山や植生はカナデイアンロッキーのようでもあるし、木漏れ日は奥入瀬のようでもあり、
    高原湿地帯は奥日光戦場ヶ原のようでもある。しかし石灰岩の造る地形はなんと面白いものよ。
    そして何よりも水の色がとてもきれい。この澄み切った青さや緑のなんと美しいこと。
    夜は町に出て、カバブにビール。歩ききったあとのビールはなんと旨いものよ。
                               (九寨溝/4☆中旅大酒店泊)

 3日目 今日も九寨溝を攻める。久しぶりに歩いたせいかふくらはぎがパンパンに痛い。今日も313元
    を払い老虎海から人気のない対岸側を登る。犀牛海から諾日朗瀑布まで約2時間。そして中央の
    休憩センターで焼きソーセージとカップラーメンとビールで昼食。そして九寨溝を早めに切り
    上げ、TAXIで20分ほどの天堂へ向かう。ところがそこは私の勘違いで、着いた先はインターコンチネンタル
    ホテルの天堂(テント型のホテル)だった。ここでホテルに勤める可愛い小姐が登場。英語の通訳
    をかってくれたうえ、あなたの行きたい高原湿地帯はは甘海子だという。しかもちょうど仕事
    が終わったので一緒に案内してくれるというではないか。
    ああ、ついに天国に近いところに来てしまった。彼女とはまるで夢の中を歩いているような
    幸せなひと時であった。                        (九寨溝泊)

 4日目 7:45ホテル発、11時のMUで成都に戻り、ホテル隣の味千ラーメンで牛肉ギョウザとホタテ焼き、
    そして朝日ビールで昼食。45元。午後からTAXIで頑張って杜甫草堂(詩人杜甫の住まい)、
    武侯祠(諸葛孔明、劉備、項羽、張飛を祭る)を廻る。入場料は共に60元と高い。 (成都泊)


   甘海子の小姐            杜甫像               麗江四方街                玉龍雪山5596m

 5日目 今日も朝が早い。5:30起床でホテルで朝食代わりに弁当をもらい、空港へ。
    8:20発のMU便で第二の目的地麗江に向かう。そこでは22日の日食と玉龍雪山が待っている。
    飛んで右遠方に雪を被ったミニアコンカ7556mが望める。

    1時間10分のフライトで到着。TAXIを拾い市内へ約40分。高速代と合わせ80元。途中の道路端
    では大きな桃を売っている。これはぜひ食べたい。ホテルは4☆格蘭酒店(グランドホテル)だが、
    場所は古城地区の入り口で最高の場所だ。それにしてもなんと観光客の多いことか。
    さっそく古城街を歩いてみる。肝心の玉龍雪山は雲に隠れて見えず。この古城地区は九寨溝同様、
    世界文化遺産で一般車は入れない。
     1時間半ほどひと回り歩いて玉河広場でマッサージ屋を見つけ、足裏を揉んでもらう。この男
    なかなかうまい。翌日には足の痛みはすっかり取れていた。1時間60元。明日はこの広場で日食
    を見ることにし、今日は早めに寝る。そうだ、桃を食べなければ。
    旅に出ると爪がよく伸びる。                    (麗江泊)

 6日目 やはり今日の天気は不好だ。分厚い雲が覆っている。日食は半ばあきらめ、朝飯をゆっくり
    食べよう。そういえばやっとまともな朝飯に出会ったようだ。ここは欧米人の客も多い。

    一応、カメラ2台と日食メガネを用意し、広場でその時を待つ。10時頃には太陽が9割ほど欠ける
    はず。しかし10時を過ぎても雲がかかったまま。とその時、ほんの数分だけピークを過ぎた8割
    ほどの日食が姿を現してくれた。感謝!

    その後黒龍潭へ。ここは北海道ならアイヌの部落のようなもの。トンバ文字の研究院もあり、
    そこの生徒がいろいろ説明してくれた。まあ象形文字のようなものらしい。入場料80元と高い。

    夜になると広場では踊りが始まっている。ちょうど日本の盆踊りのようなものだ。私は登山の
    専門店に入り、登山用35Lのザックを買う。2割引きで180元と日本の1/4ほどだ。銀製品も安い。
    食べすぎ気味なので、今日の夕食はクッキーと桃1個、コーヒーのみ。
    上海の友人にTEL。田子坊の案内を頼む。                 (麗江泊)

 7日目 朝食後、8:30頃いきなり玉龍雪山が顔を現す。その間またしても数分のみ。ついている、昨日の
    日蝕といえ、麗江の二つの目的達成。頂上付近に残雪を頂いたその姿は堂々としてすばらしい。

    出発までまだ約10時間もある。まず古城西の高台万古楼に登る。ここからは古城一体が見渡せる。
    一面に連なる瓦屋根。朝早ければ瓦の反射でいい写真が撮れそう。

    一度ホテルに戻り、一休みして12:00チェックアウト。荷物を預け、再び玉河広場のマッサージ屋
    で、今度は全身マッサージ。足の痛みはすでに消えている。夕食はビザ&ラオスビアで53元。
    21:20発のMU便で再再度成都に向かう。ホテルは空港近くの巨龍賓館。   (成都泊)


     麗江の日食               田子坊のcafe                  田子坊の女

 8日目 空港で桃を買い、9:00発MU便で上海へ。12:00着、リニアで終点龍陽路からTAXIでホテルへ。
    40+45元。ホテルは(4星)城市賓館。ここにはプールもあるし(有料80元)、場所もいい。
    さっそくクラブの小姐と田子坊(泰康路246号あたり)に向かう。上海の真ん中にこんなレトロな
    通りがまだ残っていたのか、と思うほどの世界。現在日経新聞の小説の舞台(甘苦上海)であり、
    そのせいか日系の店や日本人も目立つ。

    夕食は久しぶりに日本食、刺身、天ぷら、茶碗蒸し、焼き魚 etc. 380元
    夜、小姐を送るとき、ホテルの前で上海航空のガイドとバッタリ。チトまずかった。(上海泊)

 9日目 ここの朝食はいい。欧米人の多いホテルは概して内容がいいと思って間違いない。
    今日こそはのんびりしたい。小姐と早めの昼食を摂る。小龍包と川海老のフライと牛肉茸炒め
    とビールで171元。夕は昨日のガイドと徐家匯で点心料理。213元。
    残念なことに、22日の上海は雨で日食は見れなかったとのこと。        (上海泊)

 10日目 朝、出掛けに旅行バッグがいかれてしまった。取っ手が伸びないのだ。よく見るとネジが落ちて
    しまっている。地下鉄の予定が再びTAXで龍陽路へ。そしてリニアで浦東空港。
    12:10発MU521で無事成田着。偶然にもまた隣の席は寧波に住む日本人女性だった。
    どうも寧波には縁があるようで、いつか行かねばならないようだ。
    ここは遣唐使・遣隋使が上陸した町、徐福の生誕地とも言われ、その頃上海なぞなかった。

予算:AIR/ホテル/TAXI代/食事代などで約18万ほど(成都-麗江間はマイレージ利用) 

感想  1.近い将来、中国国内の有名観光地は圧倒的に中国人で占められることになる。
    2.九寨溝は想像以上の広さと美しさ。できるだけ早く行くべき。
    3.麗江の観光客の多さにびっくり。きれいな街の川はやがてドブ川となって異臭を放つだろう。
    4.地方の物価はまだまだ安いが、入場料だけはえらく高い。百貨店など、もう日本と変わらない。
    5.中国人は何でもデカいものが好き。車もカメラも家もテレビも領土も。
    6.服装も考え方も相当開放的になってきた。消費の伸びざまはちょうど日本の30年前のよう。

   

第67回上海医療研修(6/21-26)             09.06.27 悠遊人 

 今回は鍼灸師、柔整師、整体師、エステシャンの合同チームです。研修内容は中医学理論、
 推拿手技、美容推拿、そして人体解剖です。一般の観光会社にはマネのできない案内をします。

 1日目 MU午後便で成田から上海浦東空港空港へ、約3時間のフライト
 2日目 午前:校長あいさつ、に続き中医学理論     
     夕方:お茶試飲と外灘見学及び南京路散策
 3日目 終日:こん法、一指禅法を中心とした手技のマスター
     夕食後、上海雑技団鑑賞       
 4日目 終日:美容のための手技・理論(今回初)             
 5日目 午前:人体解剖(骨格、関節)
     午後:人体解剖(筋肉、神経、内臓)夜、当社専属医師による手技の臨時講習
 6日目 早朝MU便で成田へ、無事到着
 
 夕食後は、それぞれマッサージ、エステ、クラブなどに出かけます。
 今回の解剖検体は、特に状態がよく、短期間で充実した内容の研修ができたこと。また
 エステシャンのため、特に美容のための手技手法がよかったようです。

 当社は上海中医薬大学から唯一の認定を受けた推薦業者です。大学の教授や通訳さんは
 皆知り合いなので、一般の業者さんと違い、一方通行で型どおりの授業はやらないのないが
 最大の特徴です。
 

ふらり箱根強羅 (5/29-30)          09.05.31 悠遊人 

  ふと温泉へ入りたい、と思い強羅へ向かう。同じ毎日が退屈なのだ。すぐ行けるのはやはり
 箱根となる。新宿からロマンスカーと箱根登山鉄道を乗継ぎ3時間弱。強羅駅からは坂道を歩いて
 10分ほどで旅館に到着。

  こじんまりとしたこの美術館風の施設はもともとJTの保養所だったようだ。箱根にはこの類の
 宿泊所がわりと多い。かつては友人の勤める会社の施設をよく利用させてもらったものだ。
 ベランダからは新緑の山々だけが望め、聞こえるのは鳥のさえずりと小川のせせらぎだけ。

  夕食まで温泉に浸かるが他の客人もなし。この旅館の規模にしてはゆったりとした広さがある。
 夕食は伊豆牛のしゃぶしゃぶをメインに7品ほど。味も量もちょうどいい。夜食にとケーキと紅茶
 を持ってきてくれた。朝食には椀付き8品ほどが並ぶ。なにより部屋もサービスもシンプルで煩わ
 しさがないのがいい。インターネットが使えれば夏場の仕事用にちょうどよさそうだ。
 

  翌日、歩いて3分の強羅公園へ。
 まずバラ園がみごと。そして牡丹とふじが。ツツジと石楠花は終わり、紫陽花が咲き始めた。
 園内には茶室もある。箱根の山に囲まれ、少しは気分も回復したようだ。

 シングルで泊まれる温泉宿はそうはない。これからこの「温泉シャブシャブ」にときどき通う
 ことになりそうだ。
 

第66回上海医療研修(4/26〜5/3)       09.05.08 悠遊人 

   

 今回は福島の医療専門学校の案内です。テーマは人体解剖の研修です。一般の観光会社には
マネのできない案内をします。

 1日目 MU午後便で福島空港から上海浦東空港空港へ、約3時間のフライト
 2日目 午前:鍼灸臨床(曙光新病院にて)
     午後、副院長あいさつ
       さっそく胸前区の解剖に入る。
       合計29名を2班に分け、新検体2と解剖済み全身検体1の3体を利用
     夕方:外灘散策とお茶試飲
 3日目 午前:上肢前区 
     午後:下肢前区
 4日目 午前:喉前区
     午後:背部          夕食後、上海雑技団鑑賞
 5日目 午前:上肢後部
     午後:下肢後部
 6日目 午前:腹腔器官
     午後:胸腔器官 16時より終了式(副院長から終了証の授与)、100元ショッピング               
 7日目 午前:市内観光(玉仏寺、豫園)
     午後:フリー(南京東路で各自散策へ)
 8日目 早朝MU便で福島へ、無事到着
 
 当社は上海中医薬大学から唯一の認定を受けた推薦業者です。大学の教授や通訳さんは
 皆知り合いなのが最大の強みです。
 
 次回研修は、6/7〜12の日程で実施します。

上海春節    (2/8-11)              09.02.13 悠遊人 
  
    豫園商場1                 豫園商場2                  南京東路/漢方薬店

 中国の今年の正月は、1月26日から2月9日と15日間も続く。さすがに2/9にもなると街は大分静かになる。
 ところが夜になるとあちこちから花火が上がり、最後の正月を惜しむかのようである。
 北京では今晩、花火が原因で、新築のビルがまるごと燃えてしまったのだ。

 あいかわらず元気なのはクラブのお姐ちゃんたちだ。それでも数年前よりは様子が大分違う。
「悠さん、結婚しようよ!」などと本気モードで迫ってくる。やはり不景気が相当切羽づまって
 きているのを感じる。

 それでも上海は来年に万博を控え、他よりはよほど元気というのだが・・・

2009初滑り--今年もサホロから   
(2/4-7)           09.01.12 悠遊人   
   

2/4(水)JALツアーで昨年に続きサホロへ
 昼便でゆっくり出発、千歳からJRにて新得駅、そこから送迎バスでサホロ・リゾートホテルへ

2/5(木)2/6(金)いい天気、すばらしいパウダースノー、しかし滑ったのはゴンドラで2日でたった
 9本のみ。

2/7(金)今日も昼までゴロゴロと食ッちゃ寝の4日間でした。なおツアー代は¥44,800と格安ですが、
 夕食代は〆て3度で1人約2万円(飲物抜き)とは・・・
 

台湾新年会              (2009.1/15-18)          09.01.20 悠遊人     

      圓山大飯店               仇分               北投温泉博物館              故宮博物館

 今回は大学の同窓会/新年会で台北にやってきました。

1/15(木)JAL午後便で台北へ。到着後ミニバスで夕食後士林の夜店街へ。あいかわらず若いお兄ちゃん
 やお姉ちゃんでいっぱいでした。何でもありますが、いいものはありません。¥10,000=3600NT

1/16(金)金瓜石(旧日本の金山)と話題の仇分へ。老街の店を覗きながら、数百の階段を下り、九戸
 茶屋で茶を楽しみ、郷土料理に舌鼓を打つ。ここはとても気にいった町だし、気に入った店である。
 千と千尋の舞台ともなった町とも聞くし、その雰囲気がありありだ。

 午後は北投温泉で北投石とご対面。それは世界で秋田県玉川温泉とここだけ産出しない珍しい放射性
 鉱物で、健康にも良いとされる。その後地熱谷を歩き、温泉宿で露天風呂に浸かる。我々地質学を専攻
 した者には、今日はとても面白いコースなのです。

 市内に戻ってからは夕食後、皆でフットマッサージで今日の疲れを取りました。700NT

1/17(土)市内観光、総統府中正祈念堂、そして龍山寺で健康を祈る。昼食は圓山大飯店で飲茶料理。
 ここからの眺めはすばらしいものでした。
 午後は故宮博物館見学。2年前同様翡翠の「白菜」が主役でありました。そして忠烈祠の衛兵交代と
 観光コース。衛兵はまばたきひとつしませんでした。

 夕食後はまたしても全身マッサージの2時間フルコース。

1/18(日)ショッピング店に立ち寄り、昼便で帰国。最近の土産は石鹸、漢方薬用で4個で¥2,500ほど。

 食べて飲んで、すこし観光して、温泉とマッサージののんびり旅行でした。
 それにしても4日間はアッという間に過ぎました。

 2月はサホロスキーと上海に向かいます。



                                       
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