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中国医療研修(上海中医薬大学12/5-10)     遊裕人2004.12/12
李鍼灸医師と解剖学

今回で中国医療研修は30回目ぐらいになるでしょうか。私にはこの研修に関して一つのビジネスモデルを
確立したとの自負があります。それは大手のいくつかの旅行社がモノマネを始めたわけですが、内容はあまり
にもオソマツで、ただ中国の旅行社に丸投げ手配することから脱しきれないことによります。

 通常は学校単位で催行するのですが、今回は純粋にネットで集まった方6名を上海中医薬大学に案内する
ことになりました。いつものことですが、変わった名前の方、珍しい経歴をお持ちの方などいろんな方が集
まってくるのがこのツアーの特徴です。また今回四国/高知から初めての参加がありました。

1日目(12/5)各地から集まるため現地ホテル集合にしました。当社専属上海中医大医師がホテルで出迎え、
 夜、明日からの予定の確認

2日目、大学臨時校舎まで貸切りワゴンで送迎、午前:中医学概論(陰陽説、五行説の説明)
   午後:推拿理論 (昼食と帰りは各自タクシー等でホテルに戻ります)

3日目、ワゴンにて大学付属曙光病院へ送迎、推拿及び鍼灸の臨床
  (鍼灸の李国安医師の鍼灸の手技に一同ビックリ、つい先日は日本から女優O・Mが治療を受けに来たようです)
   その後、問診の体験と大学が製造・販売している漢方薬を購入し、再びワゴンで臨時校舎へ
   自由昼食後、推拿の実習(上海中医薬大学独自のコンポーはなかなか難しいようです)

4日目、臨時校舎で気功講習(終日)内容は八段錦のマスターです。
   夜は希望者でお茶の専門店や四川火鍋を囲みます。

5日目、今日は新校舎で解剖学です。すでに解剖された検体を使い、骨格、筋肉、神経、内臓などの説明を受けます。
   また昼休み時間を利用し、人体模型の購入やや本屋で専門書、CD,DVDを探します。

6日目、それぞれ空港へ向かいます。ある方は送迎し、ある方は翌日リニアモーターカーで、ある方はまだしばらく
   上海滞在、またある方は友人と合流し、列車で北京へと向かいました。

後日、参加者の感想を紹介いたします。


(6)バリ島とボロブドール&プランバナン遺跡 (2004.7/13-18) 遊裕人7/19 
 
 
ベサキ寺院(バリ最大のイスラム寺院)         トウガラランのライステラス(棚田)       

 今回はAVA(LALPACK)のAIR&ホテルのパッケージプランを利用し、2日目はワゴンを借り切り、ベサキ寺院/バロン
ダンス/キンタマーニ高原から棚田/ウブドを廻り、3日目はボロブドール&プランバナン観光、4日目はAVAツアーの無料
バスで再びウブドとケチャックダンス、5日目はプールでのんびりと過ごし(一部はタナロット寺院と田園観光)
夜便で帰国の4泊6日となりました。同行は姉夫婦と3人です。

 バリではヌサドアビーチのメリアバリヴィラズ・スパ&リゾートホテルのメゾネットの部屋を借りました。このホテルは
スペイン系のホテルらしく池やプールなどの水物にこだわり、敷地も非常に広く、庭はもちろんプライベート
ビーチやサービス全般がとても気に入りました。隣にはウェステインやシェラトン、グランド・ハイアットなどが並んでいますが、
見劣りせず、料金もリーズナブルでお勧めです。

 さて19:20発のJAL729便は23時にデンパサールへ、そこから送迎約20分でヌサドアビーチへ。
私には約20数年ぶりのバリ島です。町はとてもきれいになっており、20数年前とは大違いです。
道路などのインフラも大変整備されており、観光客で非常に潤って入る様子です。

 2日目:8時半から貸切りのワゴンで出発です。まずバロンダンス-あいかわらず私にとっては退屈でした。
そしてバリ・ヒンズーの総本山でもあるベサキ寺院へ。ここは聖なるアグン山(バリ最高峰-3142M)の
中腹にあるバリ島最大の寺院です。約1.5時間かかります。

 ここはよからぬ観光ガイドが案内料と称して観光客からボッタくるので注意が必要です。高ければ
無理に案内を頼む必要はありません。午後からは雲でアグン山が隠れてしまう場合が多いので、朝は
なるべく早く出かけましょう。ひととおり廻るには最低1時間必要です。短パンは認められず、ターバン
を借りて腰に巻きます。(5000RP程-約70円)

 その後、キンタマーニ高原で昼食-インドネシア料理のバイキングはサテー(焼き鳥)や野菜炒めや果物(パパイヤ、オレンジ、
パイナップル、バナナ、マンゴスチン・・・・果物は大変豊富です)、焼きソバなど大体同じような内容です。眼下には
バトール湖が眺められ、ちょうど箱根や阿蘇のような雰囲気です。火山と湖の高原地帯で相変わらず赤や   
紫、オレンジ色のブーゲ゙ンビリアが咲き乱れています。

 帰りにトウガラランのライステラス(棚田)からウブドのゴア・ガジャアルマ美術館を見てホテルに戻る。
夕刻、タクシーの勧めるジンバラン地区の屋台村イカンバカール(シーフード)へ。ここでドデカいロブスターやイカや魚や
海老を注文し焼いてもらう。同じような店が10件ほど立ち並び、みな盛況のようである。魚はみな新鮮
で最高航空機の発着と夕焼けを見ながら1人約ビール込み\3000円はバリにしては少し高くない?多分
これはタクシー案内のせいだったようだ。

3日目:4時起床 4:45ホテル発 6:20国内線でジャワ島ジョグジャカルタへ 空路約1時間、インドネシアは日本と
違い東西に長いため時差は3時間あるがバリ-ジャワ間は1時間。今日はジャワ島への日帰り観光です。
やはり貸切のワゴンでボロブドールへ向かう。
 バ
 
ボロブドール(世界最大の仏教遺跡)     プランバナン遺跡のロロ・ジョングラン 

ボロブドール

 世界最大の仏教遺跡にしてはそれほど大きくはない。第1層の1辺は123mという。
ミャンマーのパゴダ群やカンボジアのアンコール・トム群と比較すればむしろこじんまりとしたかわいい遺跡に見える。
しかしその建築技術のすばらしさ、アイデアの斬新さはなんということだろう。8-9世紀の時代である。
下部から第6層までは方形をなし、俗界・色界を現し、その上は無色界となり円形層に変わる。
第1円壇、第2円壇、第3円壇のそれぞれ32-24-16の卒塔婆群が中央の大卒塔婆をとり囲んでいる。ひとつ
ひとつの卒塔婆には釈迦牟尼佛や聖人の遺骨や髪などの遺品が納められている。
 しばし1200年前に思いを馳せ巡らしてはため息をつくばかり。取り巻く壁には釈迦の一生がレリーフ
として彫られ、上段部分は天空から眺めると曼荼羅となっており、この遺跡の本当の素晴らしさは上空
からみないとわからない。
 これだけのものが19世紀まで発見されなかったとは驚きである。そういえば昨年訪れたのスリランカの
シギリア・ロックやカンボジアのアンコール・ワットやトロイだってつい最近の発見である。まだまだアジアやアフリカのジャングルには
未発見の遺跡が眠っているに違いない。

 その後ムンドウツ寺院の遺跡に寄るのだが、ここはまさにミャンマー/バガンの遺跡にそっくりではないか。造りと
いい、東西南北に小部屋を配し、それぞれに仏像を安置するなど恐ろしく似ているがここは8-9世紀と300年
ほどミャンマーより古いのだ。これはどういうことだ。文明はアジアでは東へ流れたのではなかったのか?

 それから、銀細工と織物のバテイックを廻り、昼食に中華を選ぶ。いつもインドネシア料理ではさすが飽きがくる。
午後からは、ヒンズーの遺跡プランバナンに向かう。

 プランバナン:インドネシアでは最大のヒンズー遺跡という。創造神(ブラフマー)と破壊神(シバ)と維持神(ヴィシュヌ)を
祭った三塔を中心に、彼らの乗り物(シバ神の牛だけが現存)を祭った塔や修復されないままの小塔のガレキが
あちこちに散らばっている。これらもミャンマーの寺院同様、東西南北に小部屋が配置され、東にメインの神が祭
られている。北側に部屋に位置するのが悲劇の姫
ロロ・ジョングランである。中央に位置する最大の塔にこそ
破壊の神シバが祭られる。

 一つひとつの塔はそれほど大きくはない。大規模な修理のため多くのレリーフが失われているのは寂しいが、
遠くからみればやはり壮大なものである。しばし悠久の時を過ごし、夕食へ。
なんせ1日3便しかない飛行機の朝一番で来て、最終便で帰るのだから時間はいくらでもあるのだ。


 夕食は茜色に染まった夕景をバックにプランバナンの遺跡を見渡せるレストランで摂る。
あれは菩提樹だっけ?ガジュマルだっけ?観音菩薩と弥勒菩薩はどう違うの?寝釈迦と涅槃佛とどう見分ける
の?そして俺は何をしてきたんだろう、これから何をやるべきなんだろうと脳をビールで麻痺させながら
ボンヤリと考えている。

 約1時間遅れの便でデンパサールに戻り、ホテルへ戻ったのはは0時ごろだったか。毎日が強行軍である。

4日目:JALの無料バスで再びウブドへ

 約1.5時間で高原の芸術村ウブドへ、町を歩いてみる。王宮や市場やバテイックを覗いてみる。バリの絵や
ピテカントロプス(ブランド)のT-シャツを買う。のんびり過ごすにはもってこいの町だろう。美術館や博物館、遺跡、
寺院などなど。今日からやっと休日らしくなってきた。

 夕刻、ホテルに戻りケチャック・ダンスへ。この独特な歌と踊り。20数年前よりはダイナミックさが失くなったようだ。
前回はそれこそ歌い手が波のようにうねって迫ってきたものだ。
夕食はレゴン・ダンスを観ながらのロブスター料理である。

5日目:姉たちはタナロット寺院や田舎らしい景色を探しに出かけました。

 私は、ホテル内でマッサージを受け、風の音を聞きながら昼寝をし、プールで泳いではまたビールを飲み、また昼寝を
しては泳いでビール・・・・・・この時間は最低限確保しないと旅はやってられません。
そして18時チェックアウトし、免税店ガレリアで買い物、23時50分のJAL720便で翌日朝帰国しました。

 バリの旅行は今がおそらく一番いい時期である。太陽の高度を東京と比較してみよう。東京の北緯36度
に対し、バリは南緯8度、ちょうど夏至が過ぎたばかりなので、太陽は今北緯20度近くまで上がってきており
90-(36-20)=74度に対し、バリは90-(20+8)=62度、つまり直射日光ははるかに東京のほうが強いのである。
加えてバリは常に心地よい海風が吹いており、快適さは比べようもない。東京の暑さは電子レンジの中の
ようで逃れようがない。
 バリは以前から日本人も西洋人も、最近では韓国や香港、中国からもたくさんの観光客が来ていて
カラフルでとてもいい。初めての方でも年配の方でも日本語は通じるので来やすいところと思います。

 南アジアや東南アジアの遺跡を観るには仏教とヒンズー、イスラムのちがいがわからないと理解できない。
インドネシアは西から流れてきた宗教がインドシナで別れ、日本には8世紀仏教が、インドネシアには6世紀仏教が、そして
8世紀にはヒンズーが、そして13世紀にはイスラムがヒンズー教徒をバリに追いやるのである。よってバリにはヒンズー
の文化が集積する。ただ、この自然に恵まれた環境に、仏教やヒンズーは理解できるが、イスラム教はラッツエルやブラーシュ
の言うようにどうしてもそぐわない気がする。なんせ米が年3回も採れるのである。果物なんぞはそれこそ
どこででも腐るほど採れるのである。
 もちろん、イスラムといっても西はモロッコからアフガンあたりまでの砂漠の宗教とちがい、インドネシアのそれは戒律は
あまり厳しくはない。しかしインドネシアは人口は確か3億人、世界最大のイスラム教国なのである。
100万年前のピテカントロプス・エレクトスから仏教、ヒンズー、イスラムへと変遷してきたインドネシア。面白くないはずがない。


phussapa校アーユルベーダコース受講中のN君(from三重)

タイマッサージ研修(ワットポー/フット)と古都チェンマイ 
                                     
遊裕人5/5

 私どもJANALの方針として「まず自分でやってみる」というのがあります。自分で気に入らない
ものを他人に勧められるわけがありません。今回私自身も2年半前の「基礎」コースに引き続き「フット」に
挑戦です。ワットポースクールでは研修に来るのはJANALだけだと妙に感心しておりましたが、通常の旅行
社なんてこんなもんです。「旅行社員、見てきたような嘘を言い・・・・」
事実、現地ワットポースクールに研修に来るのは当社だけのようです。

また「どうせやるなら本物を」と考えます。国内では、日本・・・協会公認だとか、いかにもタイ国が
公式に認めているかのような宣伝をして生徒を集め、指導する資格のない、さらには本格的な講習を
まともに受けたこともない者が教えているというまことに憂える状態になっております。これら
学校まがいの教習所はもちろん本場タイではなんの効力も公的な資格も一切認められておりません。
やはり現状では
本物のタイマッサージは本場に行って学ぶしかないのです。

4/28(水)台北経由(中華航空CI)にてバンコクへ、今回は10年前に亡くなった友人への追悼旅行でも
あります。空港で両替(深夜でもやっている)し、タクシーでスクンビット地区のホテルへ向かいます。
空港内はいつものとおり煩雑で、怪しげな客引きが声をかけてきます。多いのはいかにも空港職員風
の衣服を着た女性の勧誘でしょうか。ホテルまで650BHT(1バーツ=約3円)ぐらいで声をかけてきます。
 これらを振り切って公のタクシー乗り場からホテルに向かいます。所要約40分ほど。運ちゃんは
英語が中2レベルだが問題はないようです。料金はメーター制ですが高速利用でその料金がよけいに
かかります。300BHT払いました。(通常はスクールの者が迎えに出てホテルまでお送りします)

 ホテルはリージェンシーパーク(4星)-こじんまりとした5階建てで、見かけよりは部屋は広くさっぱりと
していました。欧米人も多く日本語は通じません。ヘヤドライヤーはありましたが、歯ブラシやパジャマは
ありません。屋上に小さなプールがあり、朝食が付いています。1階には日本料理屋が入っており、今晩
はここ「徳川」で夕食を摂りました。ビール付で450BHT程でした。

4/29(木)8:30少し早めにスクールに向かいます。徒歩約10分。ただスクンビット通りを横切るには少し
勇気が要ります。怖ければちょっと先のプロンボン駅の階段を使えば安心です。soi33(33番通り)の
入り口がわかりづらいのですが、セブンイレブンとボーリング場のピンの間を入ると、左にまず
ノボテル・ロータスという4星のホテルがあり、そこからさらに3分ほど歩いた右側にあります。このホテルは
評判がよく、余裕があればぜひお勧めです。なおバンコクは看板が多くスクールはあまり目立ちません。

 9時から午前中3時間みっちりフットの勉強です。2人づつペアとなって交代で先生の指導で講習が
進められます。この日は基礎コースに10人前後、上級に5-6人、フットに3-4人程の受講生でした。
毎日いろんな方がいろんな日程で来ていますので、メンバーはときどき替ります。

 昼食は仕出し弁当も頼めますが、私は近くのイタリア料理屋に行きました。250BHT程。
午後は他の生徒さんと同じ内容を繰り返し、反復練習します。私の場合は午前中は先生(女性)と、午後
からは60歳程の男性が相手でした。(基礎・上級コースは基本的に男女別々でペアを組みます)
 私は時間があまりないため、夕方16時からさらに講習を受けました。今度の相手は25歳ほどの女性
です。親がタイ在住とのことで、約1ケ月滞在して1日3時間ずつフットを習っているとのことです。

 皆さん、意外と長い滞在の方が多く、ノービザで滞在できる1ケ月予定の方が多いのには少々驚きで
した。またスチュアーデスの方なども1日単位で少しづつ頑張ってマスターしていました。

 夕食はタイ料理を食べにレストランへ、ビール込み350BHT。

4/30(金)今日午前中は当社から送客のYさんとペアでさらに反復練習です。彼女は50歳ほどの方ですが
娘さんと一緒に来られ、娘さんは仕事の関係で基礎&フットで帰られたのですが、彼女は上級を終了し、
さらにフットの復習を6時間追加したくなったのだそうです。(フットは15時間まで可能)

 私は午前中だけの講習で終了し、現地のオーナーやスタッフの方々と会食しながら、今後の打ち合わせを
しました。なお、私の終了証は2日間だけだと間に合わないので後で送付してもらうことになりました。
(通常5日以上のコースは最後に終了証が出ます)

 午後からはプッサパ校の見学です。当社から送客したNさんやTさんは頑張っているでしょうか?

 場所はワットポー校から以外に近く、歩いて10分ほど、ちょうどTARAホテルの真向かいなのですが、やはり
看板があまり目立ちません。ちょうどこの日はフットコースの試験日だったようで1人を除く全員が
合格しました。ここはアーユルベーダまでの長期コース(約2ケ月半)の方にお勧めしています。Nさんは連続
して約2ケ月目、Tさんは基礎&中級で2週間コースをまず受講、夏に上級を2週間、さらに秋に2週間アーユルベーダと
3回に分けて受講します。みなさん張り切って頑張っているようです。
 なお、アーユルベーダといってもバンコクのものはインドやスリランカのハーブオイルを使ったベタベタ
のものではなく、蒸したハーブを布で包み、それを患部に押し当てるといったものです。
目的は癒しというより、治療そのものにあります。

 さらに私はアリストン、インペリアル・クイーンズパーク、ジェイド・パビリオン、ノボテル・ロータスを回り下調べです。プッサパ校
からはアリストンが徒歩3-4分と近い位置にあります。長期になる場合はNさんのように当初1週間はアリストン、
後は現地で安いアパートを借りるのもいいと思います。

 夕食は居酒屋で、ただしバンコクでは結構高い(ビール込650BHT)のであまりお勧めしません。大体は写真
つきのメニューをおいてあるので注文しやすいと思います。また、あまった時間を利用していろんな
マッサージ店をはしごしましたが、料金は1時間200BHT、2時間でも250-300BHTというところ-非常に安いので
安心して入れます。

5/1(土)今日はチェンマイに向かいます。タクシー250BHTで交渉。空港へ
 バンコクからは空路約1時間で古都チェンマイへ、
 
(最大のドイ・ステープ寺院にて)        (ワット・プラシンの仏像)           (ナイト・バザールにて)

 
ここチェンマイはタイの北方に位置し、小高い山々に囲まれた盆地で、小京都のような雰囲気である。
この地域の古王国でみられるように中央がお濠と城壁で囲まれ、その中にワット・プラシンなどのお寺がある。
ワット・スアン・ドーク、ワット・チェット・ヨートなど14〜15世紀に建立された物が多い。

 今日は早めにチェンマイ・プラザホテルにチェックイン。ここは4星だが料金も手頃だし、ナイト・バザールへ徒歩5分という
便利さでお勧めだろう。向かいの中華料理店で昼食を摂り(ビール込300-400BHTしばらく昼食に通うこと
になるのだが)、午後はプールでひと泳ぎ、それでもあまりの暑さに早々に部屋に引き上げる。
なんせ、シュンペーター・ドラッカー・Mポーターなどの本を持ち込んだのだ。少しは頭の勉強もシナイト、なんせ当社の
コンセプト・テーマは生涯学習なのだから。

 夕刻からはナイト・バザールへ。ここはいってみれば上野のアメヨコ。なんでもあるし、なんでも安い。
ついでに夕飯もここで済ます。ナンと茄子カレーとビールで110BHT。
夜はマッサージへ。「シャル・ウィー・ダンス」の渡辺・・・にそっくりのお姐さんが疲れきった私の肩や背中を揉み
解してくれました。1時間200BHT。

5/2(日)8:30暑くならないうちに近郊のドイ・ステープ寺院に向かう。タクシーは午前中貸切りで700BHTという。
 昨日の空港からホテルに案内したドライバーは1日2000BHTと言っていたが、少し高いと感じ、トクトクと
交渉、半日300BHTで交渉成立(ちなみにトクトクとは三輪タクシーのことで当然窓なし)。すると途中で電話
するので何事かと思いきや、友人のタクシーが駆けつけ、乗り変えろという。
 後で気が付くのだが、なるほどこの寺院はトクトクで登れるシロモノではないのだ。約1000Mは上った
ろうか、それこそチェンマイ最大の壮大な寺院があった。
それにしてもトクトクの運転手はなかなかやるものだ。せっかくのお客を奪われないよううまく囲い込ん
だことになる。

 帰りに国立博物館ワット・チェデイ・ルアンに立ち寄ってもらう。この寺ははレンガ造りで独特の雰囲気があり、
ミャンマーのダマヤジカ寺院を彷彿させてくれる。しかし今日も暑い。こんな日は早めに切り上げ、昼寝に限る。
タクシーには100BHTよけいに払い400BHT。それでも安いものだ。

 夕刻、街に出る。男1人で来たのだ。やはりなんか足りない。森下愛子似の小姐を捉まえ一緒に飲むこと
にする。しかしこの女、顔やスタイルはいいのだが愛想が悪い。話が弾まず面白くない。こういう所では
女は見かけで選んじゃいけないようだ。こっちをジット真剣に見つめる者から選ばないと。

 さて明日1日何としよう。ここにはカンボジアやミャンマー以上のものはないようだ。

5/3(月)今日もトクトクで街をブラブラ。寺院に入っては仏様に向かい、しばし瞑想にふける。飽きたら
 また別の寺院にいっては仏様の前でニラメッコ。近郊にクラフトの村があるというので出かけてみる。

 サン・ボーン、なるほど、宝石や皮製品、じゅうたん、傘、シルクなどのお店が並んでいる。玉石のブレスレット
2個で800BHT。ほかに欲しいものはない。いつもの中華料理屋に戻り昼食、目的のない買い物は疲れるもの
だ。今日はもう何もしたくない。そういえばあの中華料理屋でテレサ・テンが流れていたっけ。たしかここの
ホテル・メーピンで亡くなったはずだ。合掌!

5/4(火)8:30、早めに空港へ。荷物はスルーで台北へ。空港税500BHTを払いチェック・イン。そういえば両替は
 タイの場合、街の両替屋が便利。ホテルだと10000円が3300BHTしかならないが街のそれは3600BHTだ。

それにしてもバンコクのトランスファーはわかりずらいし、時間もやたらかかりめんどうだ。空港自体、到着客と
出発客とトランスファーとがごっちゃになっており、テロ対策などどう考えているのかあやしいものだ。しいて
言えばいろんな国の客が混じっているから逆に安全ということか。

 なつかしの台北空港は10年以上が経っているはずだが、あまり変わらないように見えた。リムジンバス
で市内まで100元(約300円)、ホテルは華華飯店(Flower Hotel)、今晩泊まるだけなのでバスの出発場所に
近いので決めた。それにしても台北は上海などの変貌ぶりとちがい、まるでここ10年時が止まっていたか
のような印象で懐かしかった。死んだ友人Uとはよく遊びに来ていたのだ。

5/5(水)リムジンで空港へ。CI8:55の便で帰国。ここ中正空港は珍しく空港利用料がかからない。しかし
 これが当たりなのであって、JR新幹線の各駅で駅使用料など取られたらたまったものではない。予定通り
成田着、今回もお疲れさまでした。

追:機内に預けた荷物を受け取る際は、国内線同様、早めに預り証をチェックする体制を採るべきだと思う
のだが、一体いつになったらやるんだろう。今のままでは他人に持っていかれても絶対わからない。



今シーズンのスキー(富良野を滑って)                遊裕人2/1

 まず富良野へ行って来ました。1/28-31スカイホリデイ利用3泊4日(新富良野プリンスホテル利用)
羽田発9:05の旭川直行便はAIR-DOとの共同運航で搭乗率約20%、ガラガラである。富良野へは
旭川直行便を使う。これ我々の常識です。札幌からだと片道3.5時間以上かかる。旭川空港からだと
約1時間。数ある北海道のスキー場でも最もアクセスがいい

 泊まるのは新富良野プリンスホテル。ここは目の前がゲレンデだし、山側の部屋はスキー場が
見渡せ、平野側だと遠くに十勝岳の噴煙や大雪山系の山並みが望め、最高のロケーションである。欠点と
いえば大風呂がないことと町並みから少し離れていること、そして西武系に共通するレストラン
料金の高さだろうか。

 しかし、こんなに空いてていいのだろうか。ゲレンデは天気もよく、新雪も少しずつ降り
最高の状態なのに。昔のとんでもなく混雑し、リフト乗り場に30分も並んだ身からすると大変
ありがたいのだが、寂しい気持ちもおおいにある。どうしてスキーを楽しむ余裕がないのだろうか、
世の中そんなに不景気なのだろうか、と。むかし滑っていたオジさん達は一体どこにいってしまった
のか?

 2日目から関西の高校生が修学旅行に来ていました。2日間滑って札幌観光をしていくそうです。
みんな非常に楽しそうで活き活きしていました。名所・旧跡巡りもいいでしょうが、雪のない地方は
スキーが絶対おもしろいと思います。雪だっていつまで降るかわからないのです。

 このゲレンデは北の峰と新富良野側と大きく二つに分かれ、連絡リフトで結んでいます。
かつてはワールドカップも開催された名門コースでもあるのです。それぞれ奥行き3キロほどのコース
が2-3本あり、エゾ(?)松の間を滑ります。国土計画のコースに共通することですが、ゲレンデの
手入れが行き過ぎて物足りなく感じます。せっかくの新雪が被っているのに圧雪してしまうのです。
コブがあったら削ってしまうのです。少し残しておいたら最高です。とにかく雪は最高です。
最も今回は少し重たかったが。

 滑っていて中国語がよく聞こえました。台湾からチャーター便で飛んでくるのです。そのうち
北海道は中国や南アジアの人でいっぱいになるかもしれませんね。それまで雪が降ってくれるの
だろうか心配です。

 また来るぞと決意して帰ったのですが、スキーも雪ももっともっと楽しんで欲しいなとつくづく
思います。



                                       
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